剣道衣・袴へのこだわり
剣道衣・袴も剣道をする上では、防具であり、動きを左右するものです。また、人の体型は千差万別です。自分のサイズにあったものを身につけることにより、正しい着装ができ風格も出てきます。この機会に自分にあったサイズを再認識してみませんか。
着装について
剣道の場合、剣道着は道具の下に隠れてしまうので、着付けにさほど気を止めない方もいらっしゃいますが、着装をきれいに見せることは大切です。同時に、俊敏な動作にも大きな影響を与えます。背中のだぶつきは姿勢が悪く見え、袴の長さや巾は足さばきの善し悪しを左右します。
- 剣道着の前は着物と同じようにどのような体型でも深く重なることが重要です。
- 剣道着の後ろはシワが出来ないような、体型に合った身頃にすることです。
- 重ねの浅い袴は後ろが開いてしまいます。腰から1本のラインが出来ることが仕立ての良い袴です。
- 袖の長さは、甲手の布団に届く寸前ぐらいが理想です。
採寸について
剣道衣
現在使用中の剣道衣にて寸法を割り出していただければ大丈夫です。また、ご注文時には、身長と体重、体型をお教えください。
袴
紐下を図っていただければ希望のサイズにて制作いたします。なお、紐の巾、袴の巾など、特に女性の方はこの点に気をつけてご注文いただくと、なお快適な着心地になります。
採寸のコツ
(1)男性
袴を腰から着用して足のくるぶしの下の寸法を計ります。
(2)女性・子供
女性と子供の場合は、袴をウェストから着用して足のくるぶしの下の寸法を計ります。
※剣道衣・袴に共通することですが、最近の木綿は湯通し済みですので従来の物に比べて縮み方が少なくなっています。
袴の「サイズと種類」対応表
下記サイズ表は基準となる目安(測定値)です。
袴は着用の仕方でサイズが違ってしまいますので、ご注意ください。
袴は、洗ったり使用していくうちに縮みますので、その分を考慮に入れご購入ください。
※5000番:4cmくらいの縮み
※7000番、10000番、仁、2cmくらいの縮み
号数 測定値 7000番
号数 | 測定値 | 7000番・10000番・仁 | 5000番 テトロン(上製) |
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16号 | 61cm |
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17号 | 65cm |
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18号 | 69cm |
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19号 | 72cm |
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20号 | 76cm |
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21号 | 79cm |
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140cm
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22号 | 83cm |
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150cm
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23号 | 87cm |
160cm
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155cm
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24号 | 90cm |
165cm
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160cm
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25号 | 94cm |
170cm
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165cm
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26号 | 98cm |
175cm
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170cm
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27号 | 102cm |
180cm
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175cm
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28号 | 106cm |
185cm
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180cm
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29号 | 110cm |
190cm
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30号 | 114cm |
195cm
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色止めについて
藍染めは古来より衣服などに多く用いられ、藍染めされたものは丈夫で美しく、さらには繊維が五割以上も強くなるという特質があります。
剣道衣、袴にも多く用いられております。ただし、使用前に一度水に通し、色止めをやりませんと藍の紺色が体についたり、さめ色がよくありませんので、是非色止めをお勧めします。
色止め方法
剣道衣、袴がつかる程度の水の中に、お酢コップ1杯、塩一握りを入れよくかきまぜ、その中に一昼夜つけておいてください。
その後1,2度水洗いをして乾かしてから使用してください。ただし完全には色は止まりませんので、その旨ご了解ください。なお、洗濯の際には、乾燥機は絶対ご使用にならないでください。
藍止め
剣道衣、袴に最も適した藍止め液です。藍布の持つ風合いを損なわず、藍布の色あせ速度を著しく遅らすことができます。
藍止め
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正しい着装への第一歩「剣道用下帯」
剣道用下帯(二重巻き)をつけることにより、腹部に力が入り、肩の力が抜けて、さらに着装が良くなります。体型によっては袴の位置が決めにくい事もあります。剣道用下帯を使えば、稽古中の剣道衣や袴の着装の乱れを防ぐことが出来ます。
剣道用下帯