画期的なアイディア、それは「ゴム」

稽古や試合で、相手の激しい打突や体当たりを受け、鍔が外れてしまう光景はよく見かけます。従来の鍔止めは内径の大きさが固定されているため、竹刀の柄革が伸びたりして径のサイズが変わってしまうと鍔の固定が弱くなってしまいます。

この問題を解消したのが、鍔止「不動」です。日頃、弊社がお世話になっている道場の先生が、手作りの鍔止を剣友の方々と使われていました。その鍔止をいただいた先代の内藤社長は「これはすばらしいアイディア!」と感動。早速、先生に商品化の承諾をいただき、特許を取得して完成したのが鍔止「不動」です。

竹刀が映える鍔止め

自社製造される「不動」は見た目の美しさにも配慮しています。伝統の印傳や武将も好んだ鹿皮の小桜染に刺繍を施したり、さらに小型・軽量化するなど、「機能と優雅さ」が融合した新しい鍔止は多くの剣道家に愛用されるようになりました。

平成13年に「不動」は特許取得ならびに商標登録を済ませ、その後も「不動」は全国の剣道家にご愛顧をいただいております。

「不動」の仕組み